だれもが知りたい健康法

ベータグルカンの生理活性について

ベータグルカンとは一般の植物ではなく、酵母やキノコ類の細胞壁に含まれる多糖類を指します。

酵母やキノコ類が体に良いというのはそれこそ人間は古来より経験的に知っていたのかもしれませんが、科学的、医学的な研究が進んだのは20世紀も半ばになってからとかなり新しいものです。

最初は、酵母の細胞壁抽出物について免疫力を賦活する作用があることが分かり、ザイモサンという名称が付けられました。

その後、このザイモサンの本質がベータグルカンと呼ばれる多糖類であることが分かり、このあたりから研究が加速し始めるようになります。

2000年近くになって、コレステロール低下作用や冠動脈疾患の発生を低下させる働きがあることが分かりました。

アメリカでは、このことを機能性食品として表示することが認められており、酵母やキノコ類ではありませんが大麦などにも含まれていることから、大麦の全粒粉やオートミールなどの摂取によってコレステロールを低下させ、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患を低下させることが製品にも書かれていたりします。

この他にも、まだ広く認められている訳ではありませんが抗腫瘍作用、抗癌作用があるという報告がかなり多く見られます。

キノコ類が癌に効くという、一見してなかなか信じがたい話を聞くこともあるでしょうが、その理由は実はここにあります。

キノコ類の細胞壁に含まれるベータグルカンが、実験室レベルでは抗癌作用を示しているからです。